はじめにターンオーバーとは

こんにちは!
福西 桃です。
今回は晩秋から初冬にかけてのバス釣りでよく言われるターンオーバーという現象がこの記事のテーマです。
そもそもターンオーバーとは上層の気温低下によって冷えた水の比重が重くなることで、下層の暖かい水に落ちていき、上層と下層の水の層が入れ替わる現象のことを言います。
ターンオーバーが起きるとバス釣りでどんな判断をする必要があるのか、バス釣りのアドバンテージを掴みましょう。
ターンオーバーの発生している釣り場は何をやっても釣れない

バス釣りにおいてターンオーバーのタイミングは一言で言うと最悪です。
どんな釣りの上手な人がバス釣りのテクニックを駆使してところでほとんどバスは釣れないからです。
上層の比重の重くなった水が下に沈殿すると泥水をかき混ぜる状態になります。
下層の泥が上層の冷たい水によって叩かれて巻きあがるので、バス釣りをするには水中が濁りすぎます。
濁っている方がルアーで魚を騙しやすくて良いという判断もターンオーバーのタイミングにおいては間違いとされています。
ブラックバスはナマズやフナのようにある程度視界の悪い濁った水中でも生息できますが、流れてきた新鮮なエサを求めたり、より空気を含んだ水の環境を好むのでターンオーバーの起きている状態の泥が巻き上げられた濁った水の池やダム、湖では活動が極端に鈍くなります。
あなたがバス釣りでターンオーバーの現象を発見したのならその野池やダム、湖ではその日の釣りをやめて他の池に移動しましょう。
もしくは朝からずっと日光が当たっていて上層の水が冷えていないポイントへ移動するのも良いでしょう。
それではもう少し詳しくターンオーバーが起きているタイミングを判断する方法を見ていきましょう。
ターンオーバーは体感できる

ターンオーバーの現象は先ほども述べたように晩秋から初冬にかけてのタイミングで起こりやすいですが、あなたも肌の体感でなんとなく体感することが出来ます。
具体的に言うと、
朝あなたが起きたときに「うわ、寒い!布団から出たくない!」なんて感じた頃がちょうどいつもあなたがバス釣りで訪れる野池やダム、湖の上層の水の温度が3度から4度くらいの水が一番比重が重くなるころです。
もう少し分かりやすく例えを言うと、
女性もののアクセサリーで4℃(ヨンドシー)というブランドがありますが、
水の比重が一番重いのは4度…これは「わたしの愛が一番重い」という意味に掛けています。
はい、女性もののブランドに疎い男性の方はさらに話がややこしく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、次の段落でもっとバス釣りの状況判断のアドバンテージとなるターンオーバーが起こっているタイミングが分かる方法を説明しますので安心してください。
表層水温でもターンオーバーが起きていることを確認できる

体感以外にももちろん水温を計ることでターンオーバーの現象を確認することが数値で分かります。
具体的に言うと、
ターンオーバーの現象が起こるのは表層水温が16度を下回ったときです。
朝の気温が10度くらいが目安です。
細かな泡が出ていないか水面を観察しよう

細かい泡が出ている場所はバス釣りをされている方にとってもしかすると魚が泡の下に潜んでいて今がチャンスとばかりに一生懸命泡に向かって、もしくは泡の少し奥にキャストして水面の泡の出ているポイントを狙う方もいるかもしれませんが、そこには何もありません。
はい、この水面に細かい泡が出ているときがターンオーバーの現象が起きているタイミングです。
夏でも水面に泡が出ているときがあるけど?

たしかに夏でも細かい泡が出ている場所がありますよね。
あれこそ細かい泡が出ている場所の下には魚がいます。
よくバス釣りをされる方はもう知っているかと思いますが、そう、その魚の正体はナマちゃん、ナマズさんです。( ´∀` )
ナマズ以外の魚で例を挙げるとすれば餌を吸ったり吐いたりしている鯉やヘラブナです。
基本的にバスは泡を水中に吐きません。
まとめ

- ターンオーバーのタイミングではバスはほとんど釣れない、もしくは全く釣れないのでポイントを移動するか野池やダム、湖を移動する。
- 朝起きて寒い!布団から出たくない!と感じたらターンオーバーのタイミングかもしれあいので注意が必要。晩秋から初冬にかけて起こりやすい。
- 表層水温で言うと、16度を下回っていると水中ではターンオーバーの現象が起きている。
- 水面に細かい泡が出ている場所があればもしかするとターンオーバーのタイミングかもしれません。水温を計って4度に近ければその釣り場のタイミングはかなり最悪です。
