はじめに
この記事は中学生から大学生、新社会人あたりの年齢の方に向けた記事です。
普段はバス釣りをしていて、少しお金や時間に余裕が出てきたころに直面する問題について解説しています。
そうですね、
具体的には自転車で野池に行ってバス釣りして遊んでいた人がクルマやバイクに乗れるようになって漁港や一文字でバスとは比較にならない引きをする青物を狙ったり、チヌ(クロダイ)やメッキ、チャリコ(真鯛の幼魚)などを釣って帰って家族や友人に自慢したくなったころのお話です。
わたしの体験と共になつかしく感じてくださるベテランの釣り師の方も一緒にいかがでしょう。
それではどうぞ!
Step1 どこに投げらた良いのかわからない
はい、いきなりタイトル回収です。
これはかなりの人があー、あるあるって感じていただけるのではないでしょうか?
バス釣りしかしたことない人は実は障害物の近くに魚がいることは知っていても、
いざ、海で「どこでも好きに投げても良いよ」と言われても、
- 腐った木のレイダウン
- 夏場の日陰や虫が落ちてきそうな覆い葉の下
- 水に沈んだ打ち木
海にはそんなものはありません。
そう、
バス釣りの基本が身に付いている人ほど、海で釣りをするときにどこに投げたら良いのか全く分からないでしょう…。
しかし、海であっても湖やダム、野池のブラックバスのように基本的には魚の習性はめちゃくちゃ変わるということはありません。
人間だってそうです。
白人や黒人、わたしたち黄人も普段の生活で文化の違いはあっても居心地の良い場所や生息域として気持ちの良い落ち着く場所はだいたい同じです。
例えば、そうですね…
あなたが食料として何かの動物を狙うとすれば自分の身を隠しますよね。
食料でなくても戦争の時やサバイバルゲームで相手から丸見えのところで突っ立っていては獲物は逃げますし、自分自身も自分を狙っている敵から簡単に襲われてしまいます。
それでは海の魚はどこに隠れているのでしょう。
次の段落でお話します。
Step2 海の魚も隠れている
あなたが漁港に着いて、いざ海を見ても魚が全くいないように感じるかもしれません。
「うん?海は深いからそもそも上から覗いただけではダムにいてるブラックバスみたいに底にいる魚は見えないのでは?」
はい、それも正しいです。
しかし、
海の魚も悠々と海のど真ん中を泳いでいる魚ばかりではありません。
あなたが釣りたい魚が大量に小魚を捕食するクジラやサメではない限り…。
答えから言うと、
岩場やテトラの影、あなたの足下の防波堤の崩れた隙間に隠れています。

防波堤の下は何年も波がぶつかることによってあなたの足下が削れていたり、
元々足下が空間になっている設計であることがあります。
ここですこし海の魚が隠れている場所をまとめておきます。
- 防波堤のつなぎ目
- 岩場やテトラポットの隙間
- あなたの足下の防波堤の崩れた隙間
このように海の魚も小魚はもちろん小魚を狙っている中型の魚もどこかに隠れてひっそりと獲物を狙っています。
では次の段落で1つずつどうやって隠れている魚を釣るのか解説していきます。
Step3 隙間や影に逃げる小魚を演出する
前の段落で海の魚がどこに隠れているのかもう分かりましたね。
冒頭のこの記事のテーマをおさらいすると、
【バス釣りをしている人が海釣りをしたらどこに投げたら良いのか分からない】
というものでした。
バサーにとって、海はまるでオープンウォーター。
魚がどこに隠れているのか全く分からないよって思った方の為の記事です。
それではどんどん進めて行きましょう。
ここからは隙間に隠れた魚を釣るための深掘りコーナーです。
Step4 オススメは断然ミノープラグ
バス釣りをされている人というのが大前提の記事ですが、
ミノーというルアーについて少しだけ説明をしておきましょう。
バス釣りやっている人はミノーの説明を飛ばしてくださいね。
はい、ミノーとは、海外ではジャークベイトと呼ばれています。
ミノーと呼んでいるのは実は日本だけなんです。
そんな小話は置いといて、
ミノーがなぜ釣れやすいのかというと、
ただ投げて巻いてくるだけで魚が誘われてミノーを食ってくるからです。
先端のリップ(唇)と呼ばれる部品が水の抵抗を受けて
まるで魚が泳いでいるかのような動きを起こすからです。
釣りを始めて1年くらいのへたっぴが大好きなルアーがミノーです。
とは村田基さんの弁。
どき!っとされて方も多いかもしれませんが、
わたしも例に漏れなくミノー大好き人間なので仲間ですね。
だって投げて巻くだけで次のような魚が釣れちゃいます。
- 青物全般
- バス・シーバス
- タチウオ
- メッキ
- チヌ(クロダイ)
- チャリコ(真鯛の幼魚)
- アオリイカ



Step5 投げる場所は突堤よりも…
はい、ここまででどこに海の魚が隠れているのか、どんなルアーを投げると海の魚は釣れやすいのか分かったと思います。
ここからは漁港や一文字でオススメの場所をお話していきます。
危険な要素も多分に含んでいるので、本当は教えたくないのですが人気のある場所が人でいっぱいのときってありますよね…。
そんな方の為に秘密の場所をお話します。
みなさん突堤が一番よく釣れると思っていませんか?
足下が度々ぶつかる波で削れて大きな魚も隠れているのでそれは正解です。
しかし、
防波堤の先端はみんなが大好きで人であふれかえっています。
中には悪質な場所取りだけして車に戻ったり、お昼ご飯を食べにどこかへ行っている輩もいます。
もうね、トラブルの宝庫と言っても過言ではないでしょう。
もし、あなたが高身長のイカツイ男性ならそこへ割って入っていって、
ベテランのおじさんたちとも仲良くできるかもしれませんが、
釣りガールやこどもたちはそうはいきません。
そこでわたしがオススメしたいのはなんといってもテトラ帯です。
テトラ帯は足腰の弱ったおじさんたちはイスを持って入ってきにくいし、
コマセバケツやエサの道具、他にも訳の分からん道具をいっぱい持っている人が多いですがそんなものを持ってテトラ帯には来ません。
特段ベテランの釣り師を否定したいわけではありませんが、
最近は中国人が50人くらいで場所を占拠する事案が多数散見されるのでその対処法の1つとしてテトラ帯をご紹介します。
ここで注意したいのが、なんと言っても
テトラの隙間に落ちないでください
はい、そうなんです。
テトラの間から落ちるとそれはそれは思わぬ重症を負いかねません。
しかも夜は誰も気づいてくれません。
頭を打とうものならば意識をその場で失って声を上げることも出来ません。
ですので3点支持での移動で確実に落ちないように移動してください。
3点支持というのは両足と片手という意味です。
特にテトラが雨で濡れているときなどは滑りやすいのでテトラ帯で釣りをするのは止めましょう。
テトラ帯の形状も上面が比較的平らな部分が多くて、
釣りをしやすい形状のものと、全くそうではない形状の尖って足場にしにくいものがありますので、
あなたのよく行く釣り場のテトラ帯の形状も確認してください。
それと、
フローティングベストは必ず着用してください。
とはいえ、
フローティングベストもバルーンがテトラ帯にこすれて破れてしまっては何の意味もありません。
くれぐれも釣り禁止の看板が立っている場所には入って行かないようにお願いします。
なぜわたしがお願いするのかと言うと、
釣り禁止の場所で事件が起こると自動的にその周りも釣り禁止になってしまうからです。
あなたのことも心配ですが、これ以上釣り禁止の場所が増えて行かないかということも併せて心配です。
少し話を戻すと、
テトラ帯には様々な小魚が住んでいます。
それは中型から大型の魚が入ってこれないので安全地帯ということです。
小魚を捕食する魚は本能なのか思考しているのかは魚に聞いてみないと分かりませんが、
細かく入り組んだ地形のところに近寄って狩りをするのであなたがミノーを投げてテトラ帯に住んでいる小魚が泳ぐ様子を演出することでフィッシュイーターと呼ばれる魚が釣れるということです。
魚が釣れるタイミングはバス釣り同様、
朝の5時前後と夕方の5時前後ですが、季節や釣れやすい魚の種類が変わってきます。

次の段落では漁港で釣りをするときのオススメのタイミングについてお話します。
Step6 漁港でのオススメのタイミングは?水位の変化に気を付ける
結論から言うと、
下げ潮のタイミングがオススメです。
下げ潮というのは月が地球から離れて引力の影響が少なくなって、
海水の水位が下がっていくことです。
テトラ帯に住んでいる小魚をミノーを使ってフィッシュイーターと呼ばれる魚に襲わせるということは前の段落でお話しましたが、
そんなテトラ帯に住んでいる小魚たちも下げ潮の時は海水の水位が下がって隠れる場所がなくなってしまいます。
沖縄の例を挙げてみると、
マングローブの木の根元に小魚が隠れているのが満潮近くの状態。
水位が下がって木の根っこの隙間に隠れるところが無くなったら沖の方へ出ていくしかなくなる。
そこをフィッシュイーターと呼ばれる魚がタイミングを逃すまいとして漁港に集団で群れを成して入ってくるということです。
もっと具体的に言うと、
何度も漁港の近くに住んでいるジモティーさんならいつも海の状態を観察できますが、
わたしのように週末にたまに漁港に出掛けて行って、
今日の状態はどうかなー、うーん…
と思ってもなかなか分かりにくいですよね。
それに潮位をグラフにして観察できるアプリもたくさんありますが、
実際にはそんなものをいちいち見るのはめっちゃ面倒くさいです。
では、わたしはどんなふうにして見ているかと言うと、
漁港の壁の一番上まで来ている線を見ています。
もちろん日によって満潮と干潮の水位の差は変わります。
季節によっても変わります。
年によっても変わります。
しかし、
だいたいのその漁港の満潮の水位は壁のかつて満潮であったであろう高さは分かります。
したがって、あなたが釣りをしたい漁港での今のタイミングが上げ潮なのか下げ潮なのかだいたい分かるということです。
もちろん、最初のうちは上げ潮のタイミングなのに下げ潮だと勘違いしたりしますが。
特に大潮と言って潮の満ち引きが活発な日は極端に短時間で海水の水位が変化するので間違うことはありません。
しかも慣れてくると、海を見ただけで分かる人も中にはたくさんいます。
わたしの場合はルアーを深く潜らせてみてルアーが勝手に流れる具合で潮が流れているか、
上下で逆の方向に潮が流れていてターンオーバーが起こっているとか、
潮がおとなしくなってきたから今から泳ぎが苦手なタチウオが入ってくるとか、
逆に潮の流れが激しくなってきたから泳ぎが得意な青物が漁港に入ってくるとか、
この記事を読んでわたしも海釣りを始めてみようと思っているあなたも分かるようになってきます。

あとがき
この記事を最後までお読みいただきありがとうございます。
まだまだ釣りを始めて4年目といっても実際にはコロナ渦での緊急事態宣言などで満足に漁港での釣りを楽しめてはいません。
こと、海なし県に住んでいるわたしは尚更です。
渓流釣りやバス釣りの記事も掲載していますのでまた他の記事でお会いしましょう。
お相手は福西 桃でした。
それでは!