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【ルアー釣り始め方】~ルアーの重さの決め方 おかっぱりで釣りを始める方へ~

はじめに

ルアー釣りを始めて4年目の福西 桃といいます。

いまでは当たり前になっているルアーの重さの選び方も

釣りを始めたころは実はわたしも全然分かりませんでした。

ともだちに教えてもらったり、

YouTube動画を探してみたり…。

いろいろ調べてみて

ロッドとルアーとラインといろんな組み合わせがあることに気づくまでに

けっこう苦労した思い出があります。

ですので、これからルアー釣りをしてみたい、

もしくはロッドを買って来たけどルアーの重さをどうやって決めたら良いのか

いまいち分からない過去のわたしに向かって手紙を書くつもりでこの記事を書きます。

初心者用の記事ですのでベテランの方はあまり参考にならないかもしれませんが、

ワールドシャウラに興味のある方はあとで出てきますが、

少しクセのあるロッドなので

ワールドシャウラが気になる方もどうぞご覧ください。

Step1 ロッドの根元を見る

今となってはいろんなロッド、

特にわたしが大好きなワールドシャウラ、スコーピオンのロッドは

いちいちロッドの根元に書いてある適正ルアーウエイトを見なくても頭の中にだいたい入っています。

また、ロッドに使用する適正なラインの太さも存在します。

それでは順番に見て行きましょう。

例えばこんな感じ

上の画像は旧ワールドシャウラツアーエディション2650FF-4というロッドです。

LINE WT. 3-8lb, PE MAX 0.8G

LURE WT.2-8g JIG WT.10-30g LENGTH 6’6″

と書いてあります。

少しどんな意味か書いてみますね。

ナイロンラインやフロロカーボンラインの太さは3ポンドから8ポンドが良いです。

PEラインを使うなら最大の太さが0.8号です。

ルアーの重さは2グラムから8グラムの間が適正ですよ。

ジグを使うときは10グラムから30グラムが適正です。

長さは6フィート6インチ(6.5フィート)です。

ここで1つ疑問が…

ルアーの適正の重さが2グラムから8グラムというのは分かるとして、

問題はジグの適正の重さが10グラムから30グラムって重すぎないか?

はい、わたしも最初は意味が分かりませんでした。

おかっぱりの釣りをする人にはちょっとイメージしにくいですが、

ワールドシャウラなどに書かれているジグの適正の重さとは

ボートや船からジグを真下へ下ろして魚をつるジギングという釣法の場合の適正な重さになります。

ルアーを投げるのではなく、

浮力の存在する水中へジグを落とすのですから

投げる時よりも重いものが適正な重さになるというわけです。

実はわたしも1年以上ジギングを知らなかったので意味不明でした。

10グラムのルアーたち、わたしのお気に入りサイレントアサシンです。
これがジグです。鉛で出来ていて早く水中へ沈めることが可能です。TGと書いてあるタイプはタングステン製で、鉛製のタイプのものよりも高価です。
ジギングがすぐ分かる動画です👆

ではもう1つ見てみましょう。

このロッドは初めてルアー釣りをしてみたい人にオススメの

シマノ ルアーマチックというロッドです。

S76UL-4

LINE WT 2-5lb/PE0.2-0.8G LURE WT 0.8-10g

LENGTH76

って書いてあります。

スピニングリール用のロッドで、長さが7フィート6インチ(7.5フィート)の4本継ぎ。

ナイロンライン、フロロカーボンラインの太さの適性が2ポンドから5ポンド。

PEラインを使うなら0.2号から0.8号が適正です。

ルアーの適正な重さは0.8グラムから10グラム

という意味です。

このロッドには先ほどのジグウエイトの表記が無いのは

ジギングに向いていないからです。

軽くて柔らかいこのロッドでジギングをすると折れるからです…。

追記

表記をオーバーするルアーやジグを使うと…ロッドが折れます。

が、

これはあくまでメーカーさんが定めた表記に過ぎないことも少し使うと気づきます。

わたしの場合はかなり慎重に一つずつルアーの重さを量っていましたが…。

特にワールドシャウラは表記以上の重さのルアーを投げても大丈夫です!

中には2倍の重さのルアーを使う人もいますが、

その場合は自己責任で使ってください。

ワールドシャウラが特別にバーサタイルロッドと呼ばれる理由は投げられるルアーの重さの範囲

他のロッドに比べてあまりにも反則級に広いからです。

逆に、

適正なルアーの重さの範囲を守っていても

ガイドにラインが絡まった状態でロッドを振ってしまったり、

力の強い人が思いっきり両手でロッドを振ると

安いロッドは簡単に折れてしまうことがあります。

わたしが個人的にオススメ出来るルアーロッドの価格の目安は2万円以上です。

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Step2 実際にルアーをラインに結んで投げてみる

ルアーをラインに結ぶ方法はさまざまですが、

ナイロンラインやフロロカーボンラインを結ぶ場合はユニノットを覚えておくととても便利です。

もう1つ、PEラインはそのまま結ぶと簡単にルアーから外れてしまうので注意です。

PEラインの結束方法の図解リンクはコチラ

図解では分からなかったのでわたしはこの動画を見て練習しました。

初めはナイロンラインを使うことをおススメします。

【基本のキ】釣り糸3種類ナイロン フロロ PE 使い分け  こんにちは! 福西 桃と言います。 渓流からバス釣り、海釣りも3年前から始めました。 今回も もっと早く知りたかった...

ロッドにかかれている適正の範囲の重さでいくつかルアーを投げてみて気づいたことはありませんか?

それは飛距離。

重いルアーの方が飛距離が伸びますね。

軽いルアーだとどうでしょうか。

そう、

ラインがガイドに絡まりやすかったり

リールに巻かれるラインが絡まったりしやすいです。

ロッドの表記に書かれている最大の重さのルアーを投げるのが

快適に、気持ち良くルアーを操作出来ます。

ときどき何本もロッドを持っている人がいますよね。

ロッドなんて1本あれば充分なんじゃないかと感じませんか?

実はロッドによって投げられるルアーの最大の重さが決まっていて

軽いルアーも投げられるけど、

それだと飛距離が伸びなかったりライントラブルが発生するので

出来るだけロッドの表記の最大値のルアーを投げるために

ルアーの重さごとに何本かロッドが必要になってくるということです。

どうですか?

釣りをする人が何本もロッドを持っている理由がわかりましたね。

コツ

ルアーの重さを選ぶコツはロッドの表記のルアーウエイト LURE WT.の最大値を意識しよう。

Step3 釣り場によって全然違う

はい、お待たせしました。

この記事のタイトルできっとみなさんはこの段落から読み始める方が多いですよね。

ルアーの重さの選び方は何も道具を使いこなすことだけではありません。

場所によって全然違いますが、

わたしの知っている範囲で初心者の方に分かりやすく少し書いてみます。

淡水の場合

淡水の釣りではルアーの重さは飛距離も意識しなければなりませんが、

同時に着水音も意識しなければなりません

分かりやすく言うと、

大きな石を水面に投げると魚が逃げます。

当たり前ですね。

あなたも頭の上から石が落ちてくる場所へわざわざ行こうと思いません。

ですので淡水の釣りではポチャン…と木の実や虫が自然に落ちる音、

もしくはもうすこし大きな音であっても

ブラックバスなどの魚がターゲットの小魚を水面に追い詰めて捕食するようなときのガボッ、ジャポ、という程度に抑えるのが大切です。

100メートル飛ばして長い距離を引いてくるという考えもありますが、

ここでは釣りを始めたばかりのころのわたしには

そんなことは到底出来なかったので割愛します。

具体的に言うと、

水深で決めると良いですね。

渓流釣りならとても川が浅いので、

0.8~4グラム、せいぜい5グラムくらいでしょう。

ダムや大きな湖、大規模河川だと先ほど少しご紹介したように40グラムのルアーを100メートル飛ばして長い距離を引いてくれば比較的魚に違和感をもたれずに誘うことができます。

それでも着水音が大きいと、

魚の警戒心が高まりますので良いことはありません。

釣りを始めたばかりの頃は、

バス釣りで野池に行かれる方も多いと思いますが、

上手な人ほど着水音が小さいことに気づくでしょう。

海水の場合

海水の場合、

つまり海で魚釣りをする人にとって、

ルアーの着水音は全く気にする必要がありません。

なんせ淡水の釣りと違って、

それはそれはもうものすごく海は深いですし、

頻繁に大型タンカー船や漁師の方の船が往来しますからね。

水面からの魚に与えるプレシャーはほどほどありません。

逆に淡水の釣りでも一部使うことがありますが、

魚の興味をわざと引く為にポッパーという種類のルアーもあります。

このポッパーはバス釣りでも使用しますし、

磯で青物を釣るときにも使用します。

フィッシュイーターと呼ばれる種類の魚を食べる凶暴な種類の魚が水面に獲物を追い詰めて食べるときの音をルアー操作で演出することです。

魚を追い詰める場所は主に3つ。

水面と、壁と、水の底です。

ですので水温との関連もありますが、

ルアーで釣れる凶暴な魚は水面か、駆け上がりと呼ばれる水中の地形で言うと坂になっている壁、もしくは水の底で獲物を狙っています。

秋には多くの魚が浅瀬に向かって獲物を追い詰めて捕食するシーンも見られるので浅瀬でも初心者が大物を釣るチャンスがあります。

少し話がルアーの重さの選び方を説明する前に前置きが長くなりましたが、

海には潮の流れが存在します。

これが淡水の釣りとは大きく違ってとてもやっかいです。

海中には大きな強い力で潮の満ち引きや場所によっては年中海流がうずまいているところさえあります。

潮の流れが早い程、ルアーが潮に流されて漂流物のゴミの動きでしかなくなってしまうので

特に海中に深く沈める種類のルアーやジグは重さの調整が必要になってきます。

淡路島でおかっぱりから青物を狙うなら最低でも60グラム以上80グラムくらいまでの準備が必要です。

Step4 狙うターゲットの魚で選ぶ

まず魚の行動として、いろんな種類の魚がいます。

1つのジャンルのプロはたくさんいますが、

ほぼすべての魚のことに詳しいプロアングラーの頂点である村田基さんが言うには、

本当のプロアングラーと言えるのは最低でも50種類以上、

理想は500種類以上の魚の生態や行動に詳しいくらいじゃないと…。

とのこと。

村田基さんってどんな人物なのでしょう?今改めて振り返ってみた。「生きる伝説」「王様」「世界一忙しい釣具屋のおやじ」など、さまざまなあだ名を持っている村田基さんをもう一度振り返ってみました。...

そんな村田基さんから教わったことをちょっとだけ書いておきますね。

足下の魚を狙う時以外は60メートル以上飛ばすのが基本

さあ、さっきの段落でロッドの表記の適正ルアーウエイトマックスを意識すればうまくいくというお話を読まれたあなたならこれは簡単にクリアできますね。

ラインの太さにも注意です。

極端に重いものを細いラインで投げるとラインが切れてしまうことは簡単に想像できますが、

出来るだけ細いラインで投げた方が快適ですよね。

あとはリールに巻くラインの太さや長さも気になるかと思います。

釣りで役立つラインの表 こんにちは! 福西 桃です。 こちらは主にライトゲームから防波堤の青物ゲームを目的に作成したラインを用意するときに...

基本的には針が掛かってから走り回る海の青物などを除いては

おかっぱりなら100メートルもあれば大丈夫です。

そんな抽象的なことばかりでは

きっと分かりにくいので1つ例を出しておきます。

前の段落の場所で選ぶということと関連して、

少し深掘りすると

大阪、和歌山など近畿の漁港でおかぱりをするなら…。

ターゲットは青物からタチウオ、チヌ、メッキ、真鯛、いろいろあって書ききれませんが

だいたい20グラム前後のルアーや40グラム前後のジグが一般的です。

最近ではショアラバといっておかっぱりから真鯛を狙うのも密かな人気があります。

そんなショアラバのジグの重さも基本は40グラムを選ぶと良いでしょう。

真鯛は同じスピードで直線的に動くものに反応します。

タイラバを少しだけ説明すると、巻きの早さに変化を付けない、当たりを合わせない、とにかく慌てない。

こんな感じです。

️【遠投フルキャスト】 シンカーやルアーは何メートル飛ぶ?釣りを始めたころはだいたいの飛距離の目安がとても気になる方も多いのではないでしょうか?かくいうわたしのその一人でして、どうしてこんなに軽いシンカーやルアーからすごく重いものまでいろいろ存在するのだろうと思ったものです。この記事は釣り初心者の方が遠投フルキャストでどのくらいの飛距離が出るのだろうという疑問に対する答えを載せています。...

あとがき

いかがだったでしょうか?

ルアーの重さの選び方はわかりましたか?

慣れてくると、

実はルアーの重さの選び方よりも

先にルアーの重さが頭に浮かんでからロッドの硬さを選ぶようになります。

さらに言うと、

ストン!と早く落ちる重いジグの方が反応が良いけれど、

根がかりしやすい

とか、

速い動きよりも遅い動きの方が青物の場合、大物が掛かりやすいとか。

といってもこの段階ではまだまだ分かりませんよね。

ベテランの方は釣りを始めたころの感じがなつかしく感じたのではないでしょうか?

これからルアー釣りを始める方の気持ちをわたしも忘れる前にこの記事を捧げます。

トップページのQ&Aにもよくある質問のタブを設置していますので、

また他の記事でお会いしましょう。

お相手は福西 桃でした。

それでは!