こんにちは!
福西 桃と言います。
渓流からバス釣り、海釣りも3年前から始めました。
今回も もっと早く知りたかったなーって感じていることを記事にしています。
テーマは釣り糸の種類はどれを選べば良いのか。
さぁ、始めましょう!
今日は釣りの糸の種類とどんなときに使う糸なのか教えて!
釣り糸の種類は大きく分けて3つ
- ナイロンライン
- フロロカーボンライン
- PE (ポリエステル)ライン
バリバリ絶好調で教えてくださる村田基さんの動画から
村田基さんは日本を代表する魚釣りの先生です。
どのくらいすごいかというと、
世界でたった4人しかいない釣りの権威の頂点、
プロデモンストレーターのうちの1人です。
世界の釣り人の頂点の1人が日本人で、
しかもすごくいろいろ教えてくださる人でとっても誇らしく、
わたしなんて全然関係ないのですが、
とっても嬉しいです。
ラインの使い分けの説明の部分をすぐに見たい方は29:55~再生してください。

- ナイロンライン フッキングの観点から言うと水深のある所でも表層に漂うから向いている
- フロロカーボンライン フッキングの観点から言うと底を這うように沈むから、いざフッキングしてもラインが引っ張るだけ。水深のあるところでは向いていない
- PEライン フォールの釣りには向いていない(エギング)
ナイロンライン
愛用者が最も多い
ナイロン素材の糸は石油から作られた糸のことで、
初心者にとって最も使いやすく、
ベテランも多く愛用する釣りの糸。
引っ張られたときに適度に伸びる特徴があります。
値段が安い
これはそのままの意味です。
後で出てきますが、
安いからと言ってずっと放置するととても切れやすい状態になるので要注意です。
高価なナイロンラインは根ずれに強い
はい、ベテランの方は驚きかもしれませんね。
従来は根ずれに弱いと言われていましたが、
現代においてはしなやかさの向上の恩恵を受けて、根ずれに強いです。
硬いモノとぶつかってもキズが付きにくいからです。
特にテンションがかかっていない場合においては
従来は根ずれには最も強いとされていた
フロロカーボンラインよりも根ずれに強いです。
正し、極端に安いの使ってる人はダメですよ。
魚を逃がしにくい
とてもしなやかなので魚を逃がしにくいです。
たとえ魚が暴れたときにもナイロンラインが伸びて
魚の口から針が外れる力をある程度吸収してくれます。
したがって、
延べ竿や磯のウキフカセ釣りに向いています。
遠投性に優れている
さらに、
リールを使ったタックルでは竿のガイドにラインがこすれるときに
ナイロンラインが適度に伸びる性質によって飛距離が他の種類のラインに比べて増します。
同じ太さのラインで比較したならば、
遠投性に優れているということが出来ます。
浮力が高い
浮力が高い特性があるので、
バスフィッシングにおいてトップの釣りに大変好まれます。
水中に早く沈んでしまうフロロカーボンラインに比べてラインの視認性が良く、
ルアーの操作性も高いです。
浮力が高いからといって、
底モノの釣りが全然出来ないかというと、決してそんなことはありません。
80点そこそこの性能を発揮するので何でも1種類のラインで釣りをやりたい方は
迷わずナイロンラインがオススメです。
結び目強度が強い
しなやかなのでスナップやルアー各種の縛りが強い。
ナイロンラインはしなやかな特性により、
太いラインであっても他の種類のラインよりも縛り強度を損ないにくいです。
劣化が早い
水を吸ってしまう。
乾燥させるとパサパサしてしまう。
耐候性が弱い。
紫外線による劣化が早い。(車の中に放置は劣化を早めます)
などの理由によって、
他のラインよりも劣化が早いです。
しかし、上手な人ほど魚の口に近いところを気にします。

すなわち、
針の状態、折れていないか、曲がっていないか。
ラインの状態、キズが無いか伸び切っていないか。
などをまめにチェックするので交換サイクルが下手な人よりも早いです。
価格が安いのでまめに交換出来るというのもナイロンラインの特徴です。
釣りが上手な人にとっては紫外線や吸水からの乾燥による劣化が始まる前に交換してしまいます。
1年中ずっとリールにナイロンラインを巻いたままの人は要注意ですよ。
フロロカーボンライン
なぜか関西で人気のフロロカーボンライン
関西人はイラチというのを聞いたことはありませんか?
後でも出てきますが、
フロロカーボンラインは硬さ故にルアー操作の反応が良く、
また沈むワームなどの釣りにおいても一早く沈んでくれるのでせっかちな関西人の気質にうまく適合していると考察してみました。
ちなみにわたしは関西人ですが、ナイロンラインの愛用者です。
PEラインとリーダーはその場の状況に合わせてナイロンリーダーかフロロカーボンリーダーかを決めます。
値段が高い
これはそのままの意味です。
ただし、
あとで紹介するPEラインよりも安いです。
魚のバイトを弾きやすい
フロロカーボンラインは硬いので竿も硬いものをタックルとして組み合わせるとますますバイトを弾きやすくなります。
フロロカーボンラインを使用するときはなるべく柔らかい竿を組み合わせましょう。
遠投性に劣る
単純に比重が重いので飛びにくいです。
特にベイトリールに巻くとスプールが重くなってしまうのでベイトキャスティングのスタイルの釣りには向いていません。
比重が重い
逆に、ベイトリールであっても真下に落とす釣りのスタイルにあってはフロロカーボンラインが特に向いています。
深い場所や潮の流れのキツイ場所では特にナイロンラインよりもフロロカーボンラインが向いています。
また硬い特性ゆえに海藻などが生い茂っている場合においてはフロロカーボンラインの相性が良いです。
海藻をスパスパ切ってくれます。
ただし、
後で出てきますが、
角の尖ったコンクリートや岩があると、ナイロンラインと違って思いっきり摩擦がかかってキズが入りやすいので根ずれに弱いということになります。
水中の底の情報を一早く知りたいときは沈む特性を活かすことが出来るので
いわゆる底モノのスタイルの釣りにはフロロカーボンラインは強い武器になります。
フロロカーボンラインは硬いので伸び率が低く、
ルアーの動きがダイレクトに手元に感じることが出来ます。
ルアーをきびきび動かしたいときには特にフロロカーボンラインは最適です。
絡みやすい仕掛けの先にフロロカーボンラインが使われている理由もそのためです。
結び目強度が低い
これは太い糸になればなるほど影響が大きく出ます。
フロロカーボンラインは硬いですから、
太いフロロカーボンラインは細いフロロカーボンラインに比べてスナップやルアーの結び目がほどけやすくなります。
ショックリーダーにフロロカーボンラインを使用する場合は特にまめに結び目のチェックが必要になります。
劣化が遅い (※ただし条件アリ)
耐候性や耐水性に優れます。
紫外線の影響もナイロンラインよりも少ないです。
水を吸わないのでパサパサになりにくい。
むしろ最初からパサパサしている。
ただし、
硬い特性が影響して、
キズが入りやすくラインが真っ白になったら即交換が必要。
特に海釣りにおいては塩分によるキズ部分への浸透劣化によって
淡水における使用状況下に比べ、極端に劣化が早いのでまめにチェックすべし。
特にロックフィッシュでPEのリーダーにフロロカーボンラインを使用している場合は特に劣化していないか気を付けてください。
根ずれに強いが条件によっては根ずれに弱い
これは水中の状況によって異なるということが出来ます。
先ほど出てきたような藻や海藻が生い茂っている状況ではフロロカーボンラインは硬いので柔らかい障害物は切ることが出来ます。
しかし、
コンクリートブロックや尖った石が水中にある場合は柔らかいナイロンラインに比べて直接摩擦が掛かりやすいため、結果、根ずれに弱いという現象がおきてしまいます。
これがフロロカーボンラインは単純に根ずれに強いと言えない理由です。
PE(ポリエステル)ライン
PEラインの魅力は何と言ってもその引っ張り強度にあります。
引っ張り強度は最強すぎる!
ナイロンラインやフロロカーボンラインに比べて、
同じ太さであった場合、
約4倍の引っ張り強度があります。
単体ではめちゃくちゃ切れやすい
とはいえ、
後でも出てきますが、
PEラインは単体では3つの種類のラインの中で一番切れやすく、
メインラインをPEラインとし、
その先にショックリーダーとしてナイロンラインやフロロカーボンラインを結ぶ必要があります。
単体で使用できない※ただし例外アリ
他にもPEライン単体でスナップやルアーに結んでしますと簡単にほどけてしまいます。
タイトルにある単体でも使用できる例外とは、
村田基さんが南米アマゾンで4号、5号、あるいは6号の太いPEラインを単体でルアーを結び釣りをされたこともありますが、あくまで上級者向けのテクニックなのでここでは割愛させていただきます。
FGノットを習得する必要がある
基本はFGノットという結び方でPEラインとナイロンライン、またはフロロカーボンラインを結束します。
どちらのラインを選択するか少しおさらいすると、
深い水中や早い流れの潮である状況、さらに藻や海藻などが多い状況ではフロロカーボンラインが有効です。
逆に浅瀬や緩やかな潮の流れ、さらにコンクリートや尖った石が多い状況ではナイロンラインが有効です。
こればかりは文章よりも動画を見た方が断然早いです。
設定でスロー再生、一旦停止などを繰り返し、根気強く確実に習得してください。
すごく分かりやすくてオススメです。
他にも釣りガールがやってるとあなたも安心。
こんな華奢(きゃしゃ)な細い女の子でもFGノットがちゃんと出来ますよ♪
もちろんあなたも。
実はけっこうみんな頑張ってたりします。
もちろんわたしも何回も何回も練習しましたよ。
さあ、FGノットを習得したところでPEラインの特徴の続きです。
PEラインは単体ではものすごく切れやすいという話でした。
漁港や堤防のコンクリートの角でこすってしまうといとも簡単に切れてしまいます。
ただし、
極端に伸び率が低く、テンションが掛かっている状態では感度の良さは抜群です。
風に吹かれて空中を舞やすい
引っ張り強度の強さ、感度の良い反面、
風にあおられて空中を舞いやすいのでキャストした後はテンションを掛けて素早く余計に出たラインを回収する必要があります。
スピニングリールにPEラインを使用した場合、
素早くラインテンションを獲得するにはリールのオートリターン機能を使用するととても快適です。
大きな番手ではオートリターン機能は力の強い男性でないとなかなか連発して使用することが難しいですが、
特にライトタックルにおいてはPEラインを使用するかどうかを問わず確実に出来るようにしておきたいテクニックです。
さらに深掘りすると、
渓流や管理釣り場のトラウトゲームではスピニングリールのオートリターン機能は一日に何千回、人によっては何万回と多用する場合があります。

以上が釣り糸3種類使い分けでした。
途中で何回かおさらいを重ねて出来るだけ分かりやすく記事にしたつもりですが、
まだよく分からないよという方は
もう一度目次のところからまだ分からないところをクリックしてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
お相手は福西 桃でした。
ではまた他のページでお会いしましょう。
それでは!