釣り道具 リール

【釣り初心者セット】は使える?ルアー釣りの初心者セットなら?

釣り初心者セットって?

あなたが思い浮かべる釣りの初心者セットとはどのようなものでしょうか?

釣りの原点だとしみじみ懐かしく感じている方も多いのでは?

え!?竿とリールが2セットも付いてこの値段!?

パパがちびっこを連れて海に行くなら最高にお得ですよね。

ネットやお店の入り口近くに置かれている振り出し竿と最初から糸の巻かれたリール、もしくはいくつかのルアーがオマケで付いているセットのことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

このページでは主に初心者セットの向いている釣りのご紹介と、

そこから一歩踏み込んでルアーの釣りをするなら最低限このセットがオススメです。

というセットをご紹介します。

少し自己紹介させてください。

福西 桃と言います。

関西を中心に渓流釣り、バス釣り、ライトゲーム、沖堤防のショアジギングをしている週末アングラーです。

初めは初心者セットを購入した経験ももちろんあります。

メーカーさんに対する忖度(そんたく)無しで本当のわたしの考えを書きます。

今ではハイエンドモデルしか買わなくなりましたが、

釣りを始めたころのわたし自身に教えるなら絶対コレだよ!

という感じで、

初心者にオススメの道具も最後の章でちゃんとご紹介しますので安心してくださいね。

釣り初心者セットが向いている釣り

  • サビキ釣り
  • カゴ釣り
  • ちょい投げ釣り
  • 浮きフカセ釣り

この種類の釣りには初心者セットでも十分対応出来ます。

しかし、ルアー釣りは初心者セットをオススメしません。

その理由をいくつかご紹介します。

ルアー釣りに初心者セットが向いていない理由

ガイドの強度が比較的弱い

竿のガイドが外れやすい

はい、出ました。

初心者セットを購入したことのある人のナンバーワンのあるある話です。

初心者セットの竿のガイドは使っているうちに必ずと言ってよい程外れます。

これは避けようのない事実です。

運が悪いと1回目の釣行で竿のガイドが外れてしまいます。

修理出来るから大丈夫という声が聞こえてきそうですが、

釣りの最中に竿のガイドを修理するのですか?

だとすれば あなたは余程暇人なのですね。

竿のガイドが曲がりやすい

これはある程度想定してください。

察してくださいと言わんばかりの値段設定となっている初心者セットのあるある話です。

値段を抑える為にどこかの部品で調整しなければなりません。

どこかの部品を安いものを使ってどうにか価格を抑えて…となると目を付けられやすいのがガイド部分というわけです。

SICリングというガイドの表記のあるものが比較的長持ちしますので竿を買う時の目安にしてください。

SICリングが搭載されているからと言って竿の値段がものすごく高いわけではありませんので安心してくださいね。

そうですね…。

メーカー名を挙げるとシマノダイワから選ぶと一番下のグレードのものでも大丈夫です。

とはいえ、振り出し竿の最低限の竿はなかなか良いお値段がする上に

振り出し竿自体が構造上どうしても重くなるし

強度が出ないので初心者に対して振り出し竿自体、オススメしません。

糸巻き・リールは優しく扱ってください

これは早い段階で壊れるかはあなたの運もありますが、

激しく扱うと早く寿命がきます。

特に根がかりしたときに後ろに下がって糸を引っ張るのは絶対に止めてください。

リールを痛めない根がかりの外し方根がかりの外し方を勉強するときなかなか良い動画を見つけるのに苦労した経験からわたしがあなたに代わってコレだ!と思うものを集めておきました。時短で根がかりを外す勉強をしたい方に取っておきの記事です。全ての釣り人にとって有益な内容ですので是非ご覧ください。...

優しく使ってくださいね。

単純に重い

これはそのままの意味です。

最近の初心者セットはかなり改善されてきていますが

それでも最後にわたしがオススメするルアー釣りの初心者セットよりかなり重いので

細かく、ときには大きな竿のアクションが必要なルアー釣りには

一日中竿を振り抜くことは耐えられません。

初心者セットでも使える釣りがあるよ!

ここまで初心者セットはだめだよと言いながら、

実は初心者セットでも出来る釣りが一つだけありますのでご紹介させてください。

それはサビキ釣りです。

サビキ釣りをしている年齢は我慢強い60歳以上の人と、外の世界が何でもキラキラ目に映る8歳前後の子供です。

なぜそうなのかというと、

20代から40代の人にとってはサビキ釣りは飽きるからです。

魚の方が針に勝手に掛かってくるので自分で釣った感じが全くしません。

ちなみに魚の方が勝手にエサを食べにくる合わせを向こう合わせと言います。

この向こう合わせのサビキ釣りなんですが…

わたしは10分で飽きました。

どうしてかって?

隣でカッコよくルアーをキャストしている人がいたら誰でもそっちの方がやりたくなるでしょ?

飲ませ、泳がせ釣りの獲物を捕るためにサビキ釣りをするなら初心者セットもオススメします。

釣り初心者セット まとめ

良くネットや店先で売られている初心者セットはサビキ釣り専用と捉えるべし

はい、これだけです。

もうちょっと書こうと思っていましたが本当にこの1行に尽きます。

この段落は今後も書き換えようとは絶対に思いません。

とはいえ、隣で楽しくはしゃぐ子供と楽しくサビキ釣りをするには初心者セットはものすごくオススメ出来ます。

先ほどガイド部分が弱いという特徴を挙げましたが、

子供をお持ちのパパならば修理出来てしまうことがほとんどです。

しかもサビキ釣りならガイドが曲がろうが、折れようが、折れたところを飛ばして次のガイドに通せば

掛かる獲物はアジやサバの小さい魚が主になってくるので釣り自体は続行できます。

あなたの子供が「釣りに行きたい」と言ったならまずは初心者セットを持って出かけてみてください。

さっきまで初心者セットはうーん、ちょっと難アリという感触で話が進んでいたのに

ここに来て子供連れのパパにはオススメだなんてまるで逆のことを言っているじゃないか

と思われる方も多いと思いますが、

これが釣り 初心者セットの本質です。

お求めやすいお値段という意味で初心者セットなのです。

親子でサビキ釣りに出かけるなら

初心者セットはあなたにとって間違いなく素晴らしいアイテムです。

ルアー釣りで初心者セットと呼べるレベルはココからだ

はい、ここからがこの記事の真骨頂です!

是非最後までご覧いただいて

ルアーマンデビューの参考にしてくださいね。

step1 オススメのメーカーはシマノ

オススメのメーカーさんは先ほどご紹介したように、シマノ、ダイワのどちらかです。

他のメーカーさんの釣り道具で同じ品質を出そうと思ったらどうしても割高感があるからです。

シマノ、ダイワの中でもここでは わたしはシマノをオススメします。

これは再現性の容易さの問題です。

みなさんのお近くのお店でシマノは置いてるけれどダイワは置いてないというお店があるからです。

逆にダイワは置いてるけどシマノは置いてないというお店は世界中のどこを探してもありませんから。

そのくらいシマノは世界のシマノと呼ばれ、世界中に釣り人に愛されています。

シマノは自転車が有名でしょ!?というツッコミもありそうですが、

自転車産業でも他の追随を許さない高品質のシマノとでも付け加えておきましょうか。

ですのでシマノの最低グレードを選んでも全ての初心者にとって扱いがカンタンです。

特に竿(ロッド)は最低グレードの製品であっても安心の保証書が付いてきますよ。

したがって、

この記事では誰でも一番手に入りやすいシマノ製品で解説します。

step2 オススメの竿(ロッド)はコレ!

そうですね…シマノの一番下のグレードで扱いやすい硬さと長さで言うと、

竿(ロッド)はルアーマチックのS86ML

余程間違った使い方をしなければ、

まず折れることはありません。

折れやすいロッドはどこのメーカー? ロッドを買うときにメーカー名で選ぶ人も多いはず。 というわけで折れやすいメーカーさんはどこかな? みんなも知りたいと思って...

step3 オススメの糸巻き(リール)はコレ!

リールは17セドナC3000HGですね。

リールの大きさもあらゆる釣りに対応していて、

ちょうど型落ちなので価格もとってもお得感があります。

初めてのスピニングリールならC3000番がなぜおすすめなのか?初めて釣りをされる方は使い勝手の良さから、まずスピニングリールを選択されると思います。さて、次に問題になるのが無限とも思える番手の中から、どの番手を選べば一番コストが安く、釣りの幅が広がるのでしょうか?釣り初心者の私も含め、とても勉強になる内容となっていますので、是非、最後までご覧ください。...

step4 オススメの糸(ライン)はコレ!

糸(ライン)はナイロンの12ポンドがオススメです。

50センチを超える大物でなければ初心者であっても17セドナのドラグ性能で充分捕ることが出来ます。

中級以上であれば60センチ以上の青物でも釣りあげることが出来ます。

【今さら聞けない】青物御三家見分け方 カンパチ・ブリ・ヒラマサ最近海釣りを始めたは良いものの、周りで釣っている人たちが魚の名前をよく知っているのに自分はぜんぜん分からないよ!というそこのあなた⭐そんなあなたにピッタリのこの記事をぜひご覧あれー!...

安い糸が絶対ダメな理由

釣りを始めたばかりの頃は安い糸(ライン)を選びがちですが、

ルアーキャスティングスポーツにおいて糸は魚に近いところにあります。

したがって、

魚に近い程良いものを選択する必要があることに後々気が付くのですが、

それは誰かに教えてもらうまでほとんどの釣り人がかなり時間がかかります。

大事なことなのでもう一度言います。

安い糸(ライン)は絶対にやめてください。

そうですね…。

もう少し詳しくお話しましょう。

言い換えるならば、釣りの道具の中で竿(ロッド)や糸巻き(リール)がどんなにダメであっても

糸(ライン)さえ丈夫なら何とかなるということです。

逆に糸(ライン)がプツプツ切れてしまうようであれば、どんなに腕の立つベテランの釣り師であってもたまったものではありません。

どうですか?

糸(ライン)が釣りをする上でいかに重要な要素であるかご理解いただけたでしょうか?

プロアングラーは現場に着くまでガイドにラインを通さない

プロアングラーの場合はどうかと言うと、

なんと、

釣りの現場に到着するまで竿(ロッド)の通し穴(ガイド)に糸を通さない人がほとんどです。

その理由は先に糸を通した状態で移動すると

移動中に糸が何かに引っ掛かって糸の表面にキズが付いて強度が落ちるからです。

糸が切れる箇所は一番強度が落ちているところです。

つまり、

糸の表面にキズが付いた箇所があると、

他の傷ついていない箇所がどんなに強度があったとしても一切関係なく

キズの付いた箇所が切れてしまいます。

プロアングラーや上手な釣り人である程

糸(ライン)に気を使う理由が何となくイメージが湧いてきましたか?

しつこいようですが、

糸(ライン)は安物を避け、

釣行中もコンクリートの壁の角や車のドアの端などに糸が絶対にこすれないように気を配るだけで

あなたの釣りの上達に大きく貢献します。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

お相手は福西 桃でした。

また別の記事でお会いしましょう。

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