あいさつと始まり

こんにちは!
福西 桃と言います。
可愛い系女子が大好きな
いわゆる週末アングラーとして3年くらい魚釣りをしています。
きっとこの記事をご覧のあなたと同じ感じですかね?
そんな私がいつの間にかベイトリールは利き手のハンドルが使いやすいということをどこかで知って、
逆に、
利き手と反対の手のハンドルは使いにくいということを知ったのかは忘れましたが
これからベイトリールをやってみたい人に知っておいて損は無いことなので記事にしてみようと思います。
リールのハンドルが右に付いてるよ?
これはベイトリールと言って利き手と同じ方向にハンドルが付いている方が
とっても快適に使うことができるんだよ
ちょっと説明してみよっか
炎上覚悟とはいかに!?

はい、このベイトリールは右か左か、
もしくは利き手ハンドルか、逆利き手ハンドルか
いったいどっちか論争は
シマノ派 VS ダイワ派 論争と同じく長らく交わされてきたテーマなので
魚釣りをしている人なら
「おまえはどっち派だ!」
なーんて言われた経験もある方もいらっしゃるかもしれませんね。
幸いなことに私の周りには落ち着いて冷静な人が多いおかげで
自分の価値観を他人に押し付ける人は誰もいません。
私も魚釣りの先輩たちを見習って
ただ冷静に利点と欠点のみを読者さんにお伝えすることにします。
ベイトリール、もしくは両軸リール

この記事で言うベイトリールはもちろん魚釣り用です。
一応この記事が魚釣りの記事だという事を書いておきます。
ボートや船からちょい投げするときに使用するベイトリールはさておき
今回取り上げるテーマの指すベイトリールは
遠投も出来るよという機種についてです。
したがって、
ボートや船から真下にルアーを落とす釣りのスタイルなら
そもそも投げる動作が省かれていますから
今回の記事のテーマには当てはまりません。
ベイトリールキャスティング
ベイトリールの現在の生みの親である
そう、そう言っても過言ではない
村田基さんがおっしゃるには
快適にベイトリールをキャスト(投げる動作)するにはワンフィンガーグリップが前提なんだそうです。
ワンフィンガーで投げることが前提で設計されたリール
少なくともそれが現代のベイトリールならば
利き手と逆にハンドルの付いたベイトリールでキャストすれば動作はどうなるのか…
利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールでワンフィンガーグリップでキャスト
- まずは利き手でワンフィンガーグリップでキャストする(このときリールの重量の大半を占める内部のギアやハンドルが下向き)と少し竿が飛んで行きそうになる
- 竿を立ててスリーフィンガーグリップに持ち直す
- そのままハンドルを回す
ハンドルを回すときにスリーフィンガーグリップのフォームを作ることをパーミングと言います。
この場合の一番の欠点はスリーフィンガーグリップに持ち直すことが
ものすごく面倒で竿を落としそうになることです。
この他にも考えられる動作として次のようなものがあります。
利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールでスリーフィンガーグリップでキャストした場合
- 利き手であらかじめパーミングフォームを作っておく
- スリーフィンガーグリップでキャストする(このとき先ほどの利き手と逆にハンドルが付いた状態のワンフィンガーグリップでキャストしたときよりもさらに竿が飛んで行きそうになる)
- そのままハンドルを回す
これはパーミングフィッシングという名前が付いているほど
使用している人が多いベイトリールの投げ方の動作です。
この動作の弱点はキャストアキュラシー(ルアーを正確に目標地点へ届ける精度)が大幅に低下します。
それを補う為にダブルハンドル(両手持ち)でキャストすることのみにベイトタックルを使用している人もいます。
これは琵琶湖や海などのオープンエリアで遠投することのみに使用用途を限定したならば
キャストアキュラシーの追及は一切皆無ですので
一見理にかなっているようですが
ベイトリールの肝心要である着水時のサミングを含め
サミングの微調整がとてもやりにくくなるという欠点を含んでいます。
琵琶湖バス釣りYouTuberとして有名な〇スゲンさんが未だにバックラッシュをすることの原因がパーミングフィッシングをしているからです。
ただバックラッシュをしていても本人がとても気に入っているスタイルなので
自己満足の世界とも言われる魚釣りにおいて
それもアリですが、
どっしりした体格で腕力の強い男性に限られるスタイルです。
したがって、
腕力の弱い女性に限っては
竿の反発力を使わないとバックラッシュしてしまうベイトリールの特性にからみるに
利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールの使用は単純に向いていません。
もし女性が利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールの魚釣りをしたならば
最悪の場合、
竿の反発力を出すために手首を痛めたり、
長時間の釣行が困難であったり、
そもそもバックラッシュの連続で魚釣りの貴重な地合いの時間を大幅に無駄にしてしまいます。
繰り返しになって恐縮ですが、
開発者である村田基さんが言うように
ベイトリールの設計はワンフィンガーグリップでキャストすることが前提で始まっているからです。
さらに深掘りしていきましょう。
これらの2通りの動作以外にもこんな人もいます
利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールでツーフィンガーグリップでキャストした場合
- ツーフィンガーグリップでキャストする(このとき同じく竿が飛んで行きそうになる)
- ツーフィンガーグリップでそのままハンドルを回す
これはスピニングリールのキャストからハンドルを回すまでの動作と同じものです。
文章で書くととてもスッキリしていて
あたかも快適なベイトリールの運用が可能であるかのような錯覚を起こす人も多いのではないでしょうか。
しかし、
実際にやってるとすぐに結果が分かるのですが、
キャストアキュラシーに乏しく、
ハンドルもとても回しにくいことが分かります。
それぞれのフッキングのしやすさはどうか
この段落ではそれぞれに魚がヒットしたときのフッキングのしやすさについて省きましたが、
利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールでワンフィンガーグリップでキャストの場合、
スリーフィンガーグリップに持ち直す間にチャンスを逃す(落ちパクのタイミングでのフッキングが不可能)
利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールでツーフィンガーグリップでキャストの場合、
は特にフッキングが甘く魚を掛けるのがわざわざ自分から難しくしています。
というよりも指が痛くなります。
まとめ 利き手と逆のハンドルが付いたベイトリールで魚釣りをしたら…
少し場合分けが多くなってきたので表でまとめてみようと思います。
キャスト時の負担 | フッキング | |
利き手と逆のハンドルでワンフィンガーグリップ |
竿が飛んで行きそうになる(*´ω`*) キャストアキュラシーの低下 |
甘い |
利き手と逆のハンドルでツーフィンガーグリップ |
竿が飛んで行きそうになる(;´Д`) 手首を痛める可能性あり |
甘い |
利き手と逆のハンドルでスリーフィンガーグリップ |
竿が飛んで行きそうになる(*´Д`)サイアク… 両手投げが必要 |
しっかり出来る |
利き手と同じハンドルでワンフィンガーグリップ |
竿が飛んで行かない(腕力の消耗が最も少なくワンハンドキャストが可能) キャストアキュラシーの向上が見込める (*´з`) |
しっかり出来る |
利き手と同じハンドルは持ち替えが面倒?
いえ、これはすぐに慣れます。
私に言わせればもし替えの動作なんてありません。
いや、持ち替えてるじゃないかというツッコミに対しては
ワンハンドキャストで投げたあと、
逆の手でリールを受け取るからです。
右巻きで行けって結論言っちゃてますが…
動画で見ると
はい、そろそろ私の説明が下手なんじゃないの?
という声が聞こえてきそうなので
分かりやすく動画で解説されている優秀な方をお2人ご紹介させていただきます。
それではどうぞ。
現代のベイトリールの設計者 村田基さん
シマノのモノづくりや歴史を研究している かげまるさん
YouTuberとしても大活躍のプロアングラー秦琢磨さん
他にもたくさんの方が動画で解説されています
まとめ
- 穴釣りや渓流トラウトなどのライトゲーム全般では利き手と逆のハンドルでも手返しがしやすいという人がけっこうたくさんいる(男性の意見)。
- 遠投やキャストアキュラシーの向上を臨む場合はもちろん利き手と同じハンドルのベイトリールを使うことが大切。
おまけ
疲れてきたらショートキャストのときに左手でパーミングフォームでキャストしたりするよ。
ノーシンカーワームとかのピッチングなら左手のパーミングフォームで充分飛距離も出せるし手返しも良いからね。
竿の反発力を出すために手首が痛くなったりするのは嫌だしね。
それにしても右ハンドルと左ハンドルの両方を持ってる人が多くてびっくりした。
いかがだったでしょうか。
今回の記事が読者様の参考になれば幸いです。
お相手は福西 桃でした。



