硬いロッドは折れやすいって本当ですか?
結論から言うと硬いロッドであるほど折れやすいです⭐
表記で言うところの(UL、L、ML、M、MH、H、XH)
のMから右は全部注意です( ..)φメモメモ
もっと硬いので言うとAXとかですね。
特に注意しなければならないことは
あなたがどんなに目を凝らしても、
外観からの衝撃の有る無しを判定することはできません。
はい、言い切ります⭐
どんなときに損傷しているのか
外観からは判断できないロッドの損傷。
硬いロッドは特に折れやすいのですが、
どんなシーンで損傷していても気づかないのかという疑問がありますよね。
代表的なのは魚を掛けたあと急にルアーが外れて
あなたに向かって飛んできたときにコツンとロッドに当たったときです。
他にも根がかりしたルアーが急に外れてロッドに当たったときも同じです。( *´艸`)
硬いロッド 外からの衝撃の有る無しが判断しにくいとどんな問題が発生する?
そう、
勘の良いあなたなら、もう分かりますね。
中古でロッドを購入するときです。
硬いロッドで折れやすいのはどんな種類なのか?
会社の帰りに黄色いお店の店員さんに聞いてみました。
- 軽くて硬いロッド
- 磯竿
軽くて硬いロッドとは
なんと!
中高生に大人気⭐
ブラックバス用でとても人気なシャッキリとした2万円以上のもっとも人気のクラスが
軽くて硬いロッドに相当します。
使う年齢層からしてもチカラいっぱい振り回して後ろの木や岩場に当てまくってそうですね。\(◎o◎)/!
軽くて振り回しやすい上に初心者が初めに購入するジャンルのロッドなので
致し方なし…。
製品名で言うとエクスプライドから上の機種です。
どうしても中古屋さんで試しにロッドを触らせてもらいときは
必ず店員さんを呼んで一緒にロッドを振ったり先を曲げさせてもらいましょう。
次に磯竿。
これが意外や意外。
磯竿は注意ですよー。
ある程度…
いえいえ、私からするとかなり上級者であらせられるあなた⭐尊し(*´▽`*)
というのはさておき、本題に入ると
磯竿って頑丈で重いルアーやジグを超遠投しますね。
まるでその様子は戦車が大砲を打ち出すかのよう…。
さぞかし頑丈に出来ていそうですが実は…。
ベテランの店員さんが言うには磯竿もバスロッドの硬いロッドと同様に
とても折れやすいとのことです。
もし、勝手に触って折れたときは…
はい、それもバッチリ聞いてきましたよ。
結論から言うと弁償していただきます!とのこと。
くれぐれもこの記事をご覧いただいたあなたには
中古屋さんへ訪れた際に店員さんの許可なくロッドを触らないようにしましょう。
ちなみにですが…折れたロッドがワンピースロッドの場合は全額弁償ですが、
複数次のロッドであれば折れた箇所のブランクスのみの弁償で済むこともあるそうです。
そもそもロッドの損傷具合は目視で絶対に分からないそうなので、
本当に試しで使ってみたいとき以外は中古でロッドを買わない方が賢い選択と言えます。
売り場の店員さんが売る立場なのにも関わらず教えてくださってありがとうございます⭐
<m(__)m><m(__)m><m(__)m><m(__)m><m(__)m>
硬いロッドは折れやすい なぜか?
高弾性カーボンという言葉が動画中で出てきますが、
高弾性カーボンは反発力が強く
製法も低弾性カーボンの製法に比べて高圧のプレス機で圧縮して作成されます。
そのため中の状態まで硬く圧縮されているので
いわゆる「粘り」がありません。
ロッドの粘りとは?
あなたの愛用されている魚釣りのロッドはもちろん曲がりますよね。
曲がるだけではなくある程度折れずにしなる現象を「ロッドの粘り」と言います。
この粘りを単純にパワーと表現されることもあります。
たとえば、2651と2602のパワー感の違いはどうですか?
という質問などがこのロッドの粘りに由来するパワー感という表現に当たります。
硬いロッドは折れやすいのに、頑丈だと勘違いする原因
カーボン素材で竿は製作されることがほとんどです。
カーボン繊維の特徴は高熱に耐性があり、
しかも紙のように何枚も重ねて圧縮することにより
さらに強い性質のロッドを作成することができます。
それではなぜこのように硬く何枚も重ねたロッドが折れやすいのか深掘りしていきましょう。
カーボンは炭素繊維のことを指します。
カーボン(炭素繊維)はいったいどんなもの?
あなたの身近なモノで例えると、鉛筆の芯やダイヤモンドが炭素を含む製品です。
鉛筆の芯は折れやすく特に衝撃にとっても弱いです。
ダイヤモンドも同じく、ある一定のチカラが加わると変形せずに途端に崩れて飛び散ってしまいます。
硬いロッドと柔らかいロッドの折れたときの違い
もし、あなたが今後ロッドが折れたとき断面を観察してみてください。
折れた断面はギザギザしていることでしょう。
もしくは柔らかいロッドであったならば、繊維がくっ付いて竹が折れたときのようにちぎれず
プランプランとしています。
硬いロッドは折れやすいということをお菓子で見る⭐
もうね、ここまでの説明は下手すぎって言われそうなので
もっともっともーっと分かりやすく説明することにしました!
ポッキーとグミで見る 硬いロッドが折れやすい説明


右がポッキーつぶつぶいちご
左がフィットチーネグミ
商品名は実はどうでも良くって
あなたに感じて欲しいことがあります。
ポッキーとグミのお菓子って…
どちらが硬いでしょうか。
答えはカンタン♪
もちろんポッキーですよね。
同じチカラを加えてみたところ、
折れたのはポッキーだけでした。
つまり、
硬いモノの方が実は折れやすいのです。
少し考えるとカンタンなことであっても
いざあなたのお気に入りの魚釣りのロッドを
実際に折れるまでチカラを加えてみるわけにもいかないので
お菓子で強度実験してみました。
実はこの実験、サスペンションの調整をするときの応用なんです。
私は文系出身ですが、
極端に硬い方に振ってからちょうど良いところまで戻すというコツをなにかの本で読んだことがあります。
軽くて硬いロッドこれはポッキーそのものではないでしょうか。
いや怖い実験でしたね。
あなたの大切なロッドの中で折れやすいのは
軽くて硬いロッドです。
そして一見頑丈で重い磯竿も折れるときは一瞬で破断します。
どちらにも共通するのは「粘り」がないこと。
どうりで初心者はグラスロッドや柔らかいロッドから始めなさいと
わたしの師匠が言うわけです。(*´▽`*)
他にもシャッキリしたロッドはキャストアキュラシーの練習にならないとかの理由もありますが。
硬いロッドが折れやすいことを回避していること
ここからが実は今回のお話の真骨頂です。
硬いロッドが折れやすいが折れやすいのはもうほとんどの方が分かっていただけたと思います。
硬いロッドが折れやすいならば高級なロッドではいったいどんな工夫がなされているのでしょうか?
私が大好きなパックロッドを例に取って解説します。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ロッドの良し悪しをあなたは分かるかな?
リールの良し悪しが分かるのはとってもカンタンですが、
ロッドの良し悪しが分かるようになるには実は時間がかかると言われています。
よく初心者が勘違いしやすいのはシャッキリとしたロッドが良い⭐
というものです。
はい、かつての私です…。いや、お恥ずかしい。
へたっぴな人を騙すのはとってもカンタンで、
反応速度が良くて軽いロッドは少しお値段が高くても
初心者が飛びつくロッドの代表です⭐
反応速度?
ここでいうロッドの反応速度とは「ロッドの戻り」のことを言います。
あなたがルアーを飛ばした後の穂先(ティップ)が一直線に戻るまでの時間が短い方が
初心者が「これは良いロッドだ!扱いやすい!」と誤解しやすいです。
ロッドの戻りが速いとなぜいけないのか
すばやく元のカタチの一直線に戻るロッドがなぜ良くないかというと、
先ほどの軽くて硬いロッドは折れやすい
もろく崩れやすい。
ということはもちろんですが、
キャストアキュラシー「ルアー到達地点の正確さ」が良くありません。
バネのように素早くティップが戻ってしまうと
実はあなたが放出した糸に対してガイドが何回も暴れて打ち返しています。
こうなってしまっては放出した糸の収束が遅れてしまい、
結果、あなたの狙った場所へ正確にルアーを落とすことができません。
私がどれだけキャストアキュラシーについて話す資格があるかというと、




実は近年においてどのメーカーもワンピースロッドが無くなっていっているのは
あなたは気づいておられるでしょうか?
ワンピースロッドが釣行時の運搬性の悪さや
航空運賃の高額な預け荷物の追加料金
修理の際の往復料金が1万円以上する
怖い奥さんに見つかりやすい(笑)
という事のほかに
修理の際に損傷個所の交換だけでは済まない
と様々な理由がありますが、
「粘り強度」という側面があります⭐
ティップ部分は低弾性カーボンを使用し
バット部分はしっかり高弾性カーボンを使い
メリハリのあるロッドに仕上げることが出来るというメリットがあります。
https://masablog.press/recommended-rod/はい、このカーディフシリーズも決して中古で購入してはいけない
軽くて硬いロッドに相当しますので特に注意です。
パックロッドのメリットを体感できるのはワールドシャウラを他においては
かなり難しいです。
たかだか2万円くらいのカーディフシリーズであっても
練習しまくったキャストアキュラシーに自信のある方限定で
上記のように釣果を上げることができます。
とはいえ、わたしは海釣りは初心者なのでワールドシャウラやスコーピオンを
いつも愛用しています。
初心者であるほど良いロッドを使った方が良いですよ⭐
まぁ当たり前ですが…。
よく勘違いしている人が、
初心者は高いロッドを使うにはまだ早いという方がときどきみられます。
確かに初心者の段階においては
すぐに魚釣りを止めてしまうかもしれませんものね。
しかし、初心者であるほど良いロッドを使うことで大幅に釣果を上げることが出来ます。
上手な人はやっすいロッドでも十分釣果を上げることが出来ちゃいますからね⭐
ここではいったいどんなロッドが良いロッドの条件であるのかを
もう少し深掘りしていきましょう。
初心者にとってはティップがボヨンボヨンしていては投げにくい印象を持つでしょう。
しかし、本当に良いロッドというのはティップの戻りが適度に遅く、
あなたがルアーを放出したあとの糸が落ち着くのを邪魔しないという事がお分かりいただけたでしょうか?
またルアーを投げるときにはティップだけがしなり、
いざ魚を掛けたときはロッド全体のブランクスが曲がる。
いわゆるスローテーパーであることも併せてチェックすべきポイントです⭐
長いロッドになるほどスロー、またはレギュラースローとなっていることからも分かりますね。
ファストテーパーのロッドはダメなのか?
短いロッドはファストテーパーといってルアーをとても投げやすく…
とここまではどんなルアーロッドでも同じなのですが、
良いロッドはたとえ短いロッドであっても
繰り返しになって恐縮なのですが、
魚を掛けたときにロッド全体がしなる、曲がるロッドということになります⭐
逆に言うと、やっすいダメなロッドはいくらロッドに荷重が掛かったとしても
ティップだけが極端に曲がって真ん中で折れてしまうロッドということになります。
ワールドシャウラが元々バスロッドから誕生した怪魚ロッドであると言っても
短いロッドの方がパックロッドの素材を変えるメリットの恩恵を感じやすい
ということもあります。
いかがですか?
あなたは良いロッドと悪いロッドの区別がだんだんと分かってきたでしょうか?
もちろんあなたの釣りのスタイルにとって良いロッドと悪いロッドという
状況に対する向き、不向きという意味を除いた場合のお話です。
ファストテーパーと関連して魚が掛かったときの問題点について
ファストテーパーが極端に魚が掛かったあとにも影響すると
実は魚がものすごく走って逃げやすくなります。
ファストテーパーとはティップだけが曲がりやすい調子のロッドであることは
あなたもご存じですが、
先だけが曲がると魚はどちらの方向から自分が引っ張られているか感じ取ってしまいます(*´Д`)
あなたが魚だった場合、
引っ張られる方向と逆の方向へ逃げますよね。⭐
その結果、
せっかく掛けた魚をいつまでたってもあなたの方向へ寄せられない…。(*´з`)
逆に言うと、
魚が掛かったときにブランクス全体が曲がるロッド(このロッドが良いロッド)
の場合、魚はブランクスに支点が発生しないので、
どの方向から自分が引っ張られているのか見当が付きづらく、
間違ってあなたの方向へ走ってしまう現象がおきます。
いわゆる良いロッドとは、もちろん記事の最初の方で記述したように、
軽くて硬いロッドでなはく、
欲を言えば、
ワールドシャウラのように
ルアーを投げやすい先調子でありながら、いざ魚を掛けたときにはブランクスに支点を作らないスローテーパーに変化するロッドということになります。( ..)φメモメモ
硬いロッドは折れやすい まとめ
- 硬いロッドは粘りが無いことで折れやすい
- ロッドの損傷は外観からは絶対に発見できない
- 特に中古で買ってはいけないロッドは軽くて硬いロッドと磯竿
- 初心者が騙されやすい2万円くらいの全体がシャッキリしたロッドは折れやすいだけじゃなくてキャストアキュラシーの低いダメなロッド
- ファストテーパーは支点が発生して魚に逃げられやすい。良いロッドはファストテーパーでありながらも魚が掛かったときに支点が発生しにくいという特徴を併せ持つ
